子犬のママたちの
ハッピーセカンドライフ もう一つの選択肢
「引退犬」

ワンコを家族に迎えようと思ったときに、
多くの方はブリーダーさんやペットショップから、
あるいは保護犬センターからという
選択肢をイメージするかもしれません。
その中に、「引退犬」を迎えるという選択肢
があることをご存知でしょうか?
家族としてワンコを迎えたいと考えている方に、ぜひ知って欲しいもう一つの選択肢、
「引退犬」についてご紹介します。

MESSAGE TO THE OWNER

MESSAGE

大切なワンコたちの
新たな家族を、自分で
見つけようと思った理由

MESSAGE 01

引退犬の里親募集は、いろいろな方法があります。私はこれまで、知人を通じて知り合った人に直接迎えてもらってきました。そうしてきた理由は、里親さんにワンコたちのルーツを知っていてほしいからです。
里親の募集をNPO法人やボランティアの方にお願いするケースがありますが、そうするとブリーダーの手を離れた先が見えないことも多いんです。ワンコの名前が変わり、誰に引き取られたかもわからない。里親さんからすると、誰に育てられていた子なのかがわからないという状況になりかねないのです。ブリーダーと里親さんがお互いに顔が見えないって、寂しいと思うんですよね。

私は直接里親を募集しているので、引退犬の家族や育った環境を見てもらえますし、引き渡す前に面談やトライアルの期間も設けられます。直接お譲りするということは、責任も伴います。引き渡すワンコに病気があったり、小心者だったりする場合、里親さんに事前に伝える役目があると思うんです。そして、そんな部分も含めて迎えてくれる方のもとに行ってほしいと願っています。

もし、里親さんに困ったことがあれば、いつでも相談してほしいです。迎えた引退犬が体調を崩したり、里親さんが病気になって面倒をみられなくなったり、やむを得ない事情でワンコを手放すことになった時は、私のところに返してもらっても構いません。それができるのも、直接やりとりしたからこそ。
ワンコにも里親さんにも誠意をもって向き合いたいから、互いに顔が見える状態で、納得のいく形で、引退犬の新たな家族を見つけられたらと思っています。

ワンコは環境に順応し、
愛に応えてくれる存在

MESSAGE 02

理想をいえば、うちで育ててきたワンコはみんな可愛いので、ずっと一緒にいたいのですが、世話をする人の手も時間も場所も限りがあるので、里親を募集しています。その子がうちに残るのか、新しい家族に迎えられるのか、今後の運命はその子自身に任せようかなと思っているんです。

うちにはワンコと一緒にニャンコも数匹いるんですが、そのうちの1匹のヒジキは前の飼い主さんから譲り受けた子なんです。飼い主さんががんを患い、余命宣告を受けた時に「ヒジキを飼ってもらえない?」って相談されて、迎えました。
最初は私に対して「シャー」って威嚇する子だったんですが、ヒジキと向き合って「ここで暮らすしかないんだよ」って言葉で伝えてからは、落ち着きましたね。でも、うちに来てからのヒジキはとても利口で、バカなところなんて見たことがない。だから、まだ遠慮してるのかなって思う時もあります。

我が家の場合はニャンコですが、里親になると「この子はうちに来て幸せなんだろうか」って感じる時があると思うんです。でも、ワンコたちもニャンコたちも人間が思うよりずっと賢くて、置かれた環境に馴染んでいける子ばかりなんですよね。ちゃんと向き合って愛情を伝えれば、受け取ってくれるはずなんです。だから、引退犬を迎えたら思いっきり愛してほしいなって思います。

引退犬の大変さも
知ったうえで
迎えてあげてほしい

MESSAGE 03

里親になるって、決して簡単なことではないと思っています。
「成犬だからしつけもされているだろうし、ラクでしょ」という話も聞くのですが、大人だからこそ難しい部分があるんです。引退犬にとってはブリーダーの家での生活が標準ですが、里親の家の標準と違えば、しつけし直すことになります。子犬にトイレを覚えさせることと比べると、別の家で育った成犬に改めてトイレを覚えさせることは、非常に難しいんです。
その現実を考えると、気軽に「里親になって」とは言えないのですが、それでも迎えたいという方に出会えたら、ワンコたちは幸せだろうなって。

もちろん、引退犬がマッチする家庭もあると思います。
ほとんどの引退犬は5~6歳を過ぎているので、子犬のように元気に遊ぶことはないですし、子犬と比べれば余生も短くなります。だから、家で過ごす時間が長く、ゆっくり暮らしたい高齢者の方の生活にはマッチしやすいと思うんです。
「最後まで面倒を見られないかもしれない」と心配する方もいると思いますが、ブリーダーと直接つながっていればいざという時に相談ができるので、「老後は引退犬と暮らす」という選択肢を加えてもらえたらうれしいですね。

引退犬を迎えようと考えている方へ愛情を引き継ぐつもりで
迎えて欲しい

MESSAGE 04

里親になる方には、「これまで大事に育てられてきた子をもっと大事にしよう」という気持ちで、引退犬を迎えてもらえたらうれしいです。
ブリーダーの家にいるワンコは不幸せと捉えて、「かわいそうな子を助けてあげたい」という気持ちで里親になってくださる方もいるのですが、愛情深く大事に育てているブリーダーさんはたくさんいます。保護するような感覚ではなく、ブリーダーの愛情を引き継ぐつもりで迎え入れてほしいですね。

す~し~ずで気になる子がいたら、可能であれば一度遊びに来てください。
実際にワンコと触れ合い、相性がいい子の家族になってもらえたらいいなと思います。

Flow

  1. お問い合わせ

  2. 見学・面談

  3. トライアル

  4. ご家族としてお迎え

お問い合わせいただく前に、
必ずご確認いただきたいこと

  • ワンコと過ごす時間を十分に取れる状況、幸せに育てられる環境(住宅)ですか?
  • 新しい家族を迎えることに家族全員の同意は取れていますか?
  • ご家族に動物アレルギーの方はいませんか?
  • 家族として迎える準備、最期の時までそばにいる心の準備や覚悟はできていますか?
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