ワンコを家族に迎えようと思ったときに、
多くの方はブリーダーさんやペットショップから、
あるいは保護犬センターからという
選択肢をイメージするかもしれません。
その中に、「引退犬」を迎えるという選択肢
があることをご存知でしょうか?
家族としてワンコを迎えたいと考えている方に、ぜひ知って欲しいもう一つの選択肢、
「引退犬」についてご紹介します。
チワワnowaでご紹介している子犬たちには、もちろん産んで、育ててくれるママ犬がいます。
ブリーダーさんのところのママ犬たちが活躍するのはだいたい2歳〜6歳まで。
年齢の理由以外に、交配しても妊娠できない子、病気になり繁殖に向かない子など、様々な理由で仔犬を出産することから引退したママ犬たちを「引退犬」と呼びます。
繁殖を引退したママたちは、その後は、ブリーダーさんの元で家族として余生をゆったり過ごすか、ご縁がある一般のご家庭(里親さん)の元で新しい家族として幸せに暮らします。
「引退犬」とは、そんな繁殖(ブリーディング)を引退したママ犬たちのことです。
Supervisor
小吹 貴之院長
熊谷夜間救急動物病院 院長。合同会社Vets Consulting代表。
2012年の大学卒業後、4年間犬猫の一般診療に従事。以降は夜間救急獣医療を専門に活動。犬猫の飼い主さんが知っているだけで防げるような病気や疾患を予防すべく、ワンニャンライフに役立つ情報をYouTubeで発信中。
子犬を家庭に迎え入れると、急に体調が変化するなど想定外のトラブルが少なくありません。一方で引退犬の場合、譲渡する前に獣医師が関わっていることが多く、健康状態も把握出来るので、その点では飼いやすいと言って良いのではないでしょうか。もちろん高齢過ぎる引退犬は何らかの疾患を抱えている場合もありますから、一定の医療ケアを続ける必要がある犬もいます。
一番の魅力は、成犬なのでその犬の性格や体の大きさがある程度決まっていることだと思います。犬たちは犬種が同じでも性格は様々ですよね。子犬だと育ってみないと持って生まれた気質は分かりません。引退犬のように最初からキャラクターが分かっていると、先住犬との相性や、家族のライフスタイルに合うかの判断材料になります。
現実的な問題として、迎える際の費用が安いこともメリットですね。子犬だと数十万円かかるけれど、引退犬の場合は数万円で済むことが一般的です。
健康面をブリーダーがもともと管理しているため、ワクチンや不妊去勢手術が終わっている可能性が高いことも飼いやすい点と言えるでしょう。
「高齢者は先立つ可能性があるのでペットを飼うべきではない」と考える方がいることも理解できますが、一方で犬と一緒に暮らすと毎日散歩に行ったり、お世話をしなければならないと考えるようになり、心身の健康を維持することに繋がると思います。
高齢者が元気に一緒に過ごせる時間を考慮すると、子犬よりも引退犬が向いていますよね。高齢者に引退犬を譲渡する場合は、定期的に往診してくれる獣医師を紹介するなど配慮すれば、社会との接点も確保できますし、良いことが多いのではないでしょうか。
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